スマート緑化管理システム 《 AirRain Eco 》
広域に点在する施工緑地をIoT技術によって遠隔管理、大幅な節水と省力化でコスト削減
AirRain Ecoの構成
親機1台に対して、最大16台の制御子機および最大64台の土壌センサ子機を無線で接続可能です。各制御子機には、最大4台の電磁弁と流量計を接続できます。
親機にLTEルーターを接続することで、メール通知の送信やリモートアクセスオプションによる遠隔操作が可能になります。
無線接続を採用しているため、設置工事のコストを抑えつつ、広範囲の潅水エリアを効率的に管理し、必要に応じて構成を変更できる拡張性も実現します。
システム構成図
AirRain Ecoの特徴
1. 節水効果
雨や土壌のセンサーで適切な潅水制御で節水
雨量や土壌センサーで水分量を計測し、設定に基づき潅水の要否を判断します。
水分量が十分な場合は潅水をスキップし、季節に応じた潅水量やスケジュールも設定可能です。
センサーデータに基づき、節水効果を高めながら、植物にとって最適な水分状態を維持する潅水が実現します。
2. 省力化
点在する広域の緑地を無線で一元管理し効率化
広域に点在する緑地を無線で一元管理が可能です。
複数の水路を1画面にまとめ、手元のスマホやPCで管理できるため、巡回による移動の手間やコストを削減しながら、複数の緑地を効率的に管理することが可能になります。
3. リスク管理
センサーや機器の異常を検知しメールで通知
広域に点在する緑地を無線で一元管理が可能です。
さらに、AirRain Eco リモートアクセスを利用すればインターネット経由で状況を確認しながら、必要な操作をすぐに実行することも可能です。
AirRain Eco リモートアクセスとは?
AirRain Eco リモートアクセスは、インターネットを介して事務所や自宅、現場からスマホやPCで、AirRain Eco親機の管理画面にアクセスできるオプションサービスです。インターネット上で遠隔から潅水操作や各種センサーの確認・設定が可能です。
AirRain Eco システム仕様
項 目 | 定格 / 性能 | 備 考 | |
電 源 | AirRain Eco 親機 | DC24V 最大: 15W、 typ: 2W | |
AirRain Eco 制御子機 | DC24V 最大: 0.2W(電磁弁および流量計への供給電力は含まず) | ||
土壌センサー子機 | 単三乾電池4本 | ||
通 信 | WAN (親機のみ) |
規格: 10Base-T / 100Base-TX、コネクタ: RJ45 | LTEルータ(別売)接続用 |
無線LANアクセスポイント (親機のみ) |
2.4GHz IEEE 802.11b/g | PC/スマホからの管理画面アクセス用 | |
特定小電力無線 | 920MHz帯 / LoRa変調 (Private LoRa 15ch) |
制御子機、土壌センサ子機接続用 | |
特定小電力無線 通信距離 | 約2km (遮蔽物や電波干渉のないこと)※ |
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接続数 | 制御子機 | 親機あたり最大16台 | |
電磁弁 | 制御子機あたり最大4個 | ||
流量センサー | 制御子機あたり最大4個 | ||
雨センサー | 制御子機あたり1個 | ||
土壌センサー子機 | 親機あたり最大64台 | ||
ソフト ウェア |
定期潅水 | 時刻、曜日、実行日間隔および 開始日、終了日を指定可能 |
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メール通知 | 定期潅水状況(日次) | ||
異常発報 | 潅水量不足、漏水、超過、土壌乾燥、無線通信異常、子機電池残量不足 | ||
データ出力 | 潅水流量履歴(10万件) 土壌含水率(300万件) をCSVダウンロード |
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設定方法 | 親機 | PCからのWebブラウザによるアクセス | |
制御子機 | 制御子機上のタッチパネル (2.4インチ) |
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土壌センサー子機 | 内部ロータリースイッチ (無線チャンネル設定) |
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オプション | リモートログイン | インターネット経由での 親機アクセス機能 |
LTEルータ、LTE回線費およびオプション契約費(親機毎月額)が必要 |
※見通し環境での目安であり、性能を保証するものではありません。 |
*Nスマート緑化管理システム 《 AirRain Eco 》のカタログはこちらからダウンロードできます。
■ AirRainEco(PDF:4.6MB)